2018年 03月 18日
第132回 馬見丘陵公園探鳥会記録 |
【 天気 】晴れ 【 気温 】9℃
【 観察記録 】 彼岸の入りの朝、快晴微風の絶好の鳥見日和に大勢の参加者が集まる。 公園の野鳥たちも春の繁殖期を迎え、伴侶を求めて梢で美声を競い合うもの、北日本やはるばる大陸へと渡っていくもの、南国で冬を過ごして日本へ帰ってくるもの、、、と華やかな季節到来である。
【 観察記録 】 彼岸の入りの朝、快晴微風の絶好の鳥見日和に大勢の参加者が集まる。 公園の野鳥たちも春の繁殖期を迎え、伴侶を求めて梢で美声を競い合うもの、北日本やはるばる大陸へと渡っていくもの、南国で冬を過ごして日本へ帰ってくるもの、、、と華やかな季節到来である。
にぎやかに公園館を出発し、道脇の椿の花にとまって蜜を吸うヒヨドリ、生垣の中を動くアオジを見ていると林の中にオスのジョウビタキが入り鮮やかなオレンジのシャツに黒のタキシード姿を見せる。 林越しにコジュケイの鳴き声も聞こえる。 古墳の丘へ進み、蕾が膨らみかけた桜の木に集まるエナガ、シジュウカラ、メジロ、丘の頂上のツグミの姿などを見ながら下池へ出る。
池の水鳥はめっきり数を減らし、カルガモ、オオバン、コガモがまばらに泳ぐ姿が見られるのみである。 乙女山古墳の麓の道に上がって竹林で囀るウグイスを探す。 まだ、ややぎこちないもののホーホケキョの鳴き声も板に付いてきた様である。 チラホラと花をつけたハナモモの斜面にハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロが降りて餌を啄んでいる姿を観察し、池の北の道へ進む。 北の田畑を遠望するとケリ、ムクドリ、ツグミ、モズなどが見られ、キジの鳴き声を聞くも残念ながら姿は見られない。 池端を泳ぐバンを観察していると頭上を数羽のツバメが舞うのが目に入り、何となく「お帰り」と声をかけたくなる気分である。
池の東の道で冬枯れの木の枝にとまるカシラダカを見ていると、隣の木の上からシメが根元に降りて来てとまる。 低い位置で枯草や枝に邪魔されて見づらい場所ではあったが、なぜかじっととまったまま動かないのでスコープで皆さんに観察してもらう。
倉塚古墳の西側の高い木の上には数羽のニュウナイスズメがとまる。 東屋わきの芝生にカシラダカ、アオジ、ホオジロが降りていて、ホオジロ科の三種の姿を比較して観察できる良い機会となる。
別所下古墳の麓の柿の広場に進むと林の中からイカルの鳴き声が聞こえる。 皆さんで姿を探すが密生した林の中で姿が見つけられない。 あきらめて上池で岸に上がって休んでいるヨシガモやマガモを観察していると、残って探していた人たちが木の根元に降りてきたイカルの姿を見つけて呼んでくれた。 見ていると10羽近くのイカルが集まって来てゆっくりと観察することができた。
上池の水鳥もマガモのほかヨシガモが少数残っているのみになり来月の探鳥会までには姿を消すだろう。 トチノキ橋の木道へ入りエナガ、メジロ、コゲラ、ヤマガラの小集団を見る。 エナガも繁殖期を迎えて集団を解消して2羽単位で動いている姿が多く見られるようになってきた。
木道を過ぎて南エリアへと渡る途中、頭上を舞うタカの姿が捉えられる。 近くにモビングするカラスの姿はなく、大きさの指標がないので同定は難しいが細身でやや角ばった尾羽からハイタカであろうということであった。
木道を過ぎて南エリアへと渡る途中、頭上を舞うタカの姿が捉えられる。 近くにモビングするカラスの姿はなく、大きさの指標がないので同定は難しいが細身でやや角ばった尾羽からハイタカであろうということであった。
タダオシ濠にはマガモ、コガモ、カルガモのほかに、オカヨシガモとホシハジロが1羽づつ見られた。 小休止後に巣山古墳の濠でカイツブリと丘に上がって草を食べているオオバンの姿を観察し、満開の河津桜を見ながら中央エリアへと戻る。 暖かい青空が広がっているのでたくさんのヒバリが舞っているものと思いきや、なぜか田畑にも空にもまったく鳴き声も姿も見られなかった。
今日も参加者多数のため探鳥前半で時間を取ってしまったのでカリヨンの丘での休憩はパスして公園館へと戻る。
居残り組の冬鳥たちも多く観察できたこともあり、鳥合わせにて39種と外来種1種を数え本日の探鳥会を終える。 (参加者82名)
※※※ 来月からは夏時間となり「朝8時半」の集合時間となります。※※※
キジ、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、バン、オオバン、ケリ、ハイタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、(コジュケイ)
by umaminosizenn
| 2018-03-18 18:05
| 観察記録