2018年 04月 15日
第133回 馬見丘陵公園探鳥会記録 |
【 天気 】 雨のち曇り 【 気温 】 12℃
【 観察記録 】 昨夜からの雨が降り続いている。 公園館前の満開のハナミズキも芝生の丘で咲き誇るチューリップ畑にも人影はなく寂しげである。 世話人ふたりで今日の探鳥会は無理だねと話をしていると集合時間に5人の方々が来られた。 折角なので雨の中でもよければ、ということで集まった7人でスタートする。
【 観察記録 】 昨夜からの雨が降り続いている。 公園館前の満開のハナミズキも芝生の丘で咲き誇るチューリップ畑にも人影はなく寂しげである。 世話人ふたりで今日の探鳥会は無理だねと話をしていると集合時間に5人の方々が来られた。 折角なので雨の中でもよければ、ということで集まった7人でスタートする。
雨に洗われた新緑の林にヒヨドリが飛び交い、梢近くでメジロがにぎやかにさえずる。 古墳の丘にツグミ、人影のない下池橋の上にアオジとシジュウカラが降りている。 葦原からチィ~とカワセミの声がするが姿は見えず。 鉛色の下池の水面にわずかに残るコガモたち、遠くの岸辺にカルガモが見え、それぞれがペアで泳いでいる。 水面すれすれにたくさんのツバメが舞うのを見ていると上空から2羽のダイサギが飛来し向こう岸に降り立った。 クチバシはすでに黒く目元に緑の婚姻色が見える。
ハナモモの丘のタンポポの群生に数羽のカワラヒワが降りて種子をついばんでいる。 北の下池堤へ出るとケンケーンとキジが鳴き、しばらくして耕された田んぼの畔に姿を見せた。 道の生垣ではホオジロがきれいなさえずりを聞かせている。 池の南まで進むと再びカワセミの声が聞こえ、一瞬岸辺を飛ぶ姿が見えたがそのまま飛び去ってしまった。 この辺りで雨脚が強くなり3人の方が帰られたが残り4人で探鳥を続ける。
上池には数羽のカルガモのみ。 木道入り口の林端にシロハラ、アオジが4羽、さらにシメも1羽、、これら冬鳥たちの今春最後の姿をゆっくりと観察する。 ウグイス、シジュウカラの鳴き声を聞きながら木道を過ぎ、南エリアへと進む。 タダオシ濠もカルガモが2羽のみでひっそりとしている。 いにしえの丘の立木にカワラヒワの群れが入り、1羽だけだがニュウナイスズメも混じっているのを見ることができた。
巣山古墳の濠にはカイツブリが2羽、岸辺に佇むアオサギ、丘に上がって食事中のオオバンの群れ、遠くの岸辺では雨が小降りになったのでカワウが羽を大きく広げて乾かしている。 房状の花をたくさん付けたコナラの木に集まるコムクドリを期待したが鳥影はまったく無い。 渡り途中に立ち寄る時期だけどねと話をしながら墳見橋を上がっていると、後方から30羽ほどの群れが頭上を通過して一本松古墳の立木に群がる。 すわ!コムクドリかと期待するも雨の中でフィールドスコープは準備しておらず、残念ながら暗い空のもとで双眼鏡だけでは確認することはできなかった。
ようやく雨も上がりコゲラ、シジュウカラ、ウグイス、メジロなどの鳴き声を聴きながらの戻り道で乙女山古墳方面からコジュケイの鳴き声も聞こえた。 今日は本来なら多くの人で混み合うチューリップフェアの最終日であったが、雨のために人の姿もまばらで、かえって落ち着いた鳥たちの姿を近くで見ることもできた。 まだ居残る冬鳥たちも含め32種の野鳥を確認し探鳥会を終える。(参加者7名)
キジ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ニュウナイスズメ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ、(コジュケイ)
by umaminosizenn
| 2018-04-15 18:14
| 観察記録