2018年 05月 20日
第134回 馬見丘陵公園探鳥会記録 |
【 天気 】 晴れ 【 気温 】 15℃
【 観察記録 】 爽やかに晴れ上がり公園の緑も鮮やかである。 満開の白いヤマボウシの花が緑に映え、道脇の植え込みはツツジに代わって薄桃色のサツキが花盛りを迎えている。
スタートしてしばらくは林は意外と静かで、時折シジュウカラやヒヨドリの小さな鳴き声が聞こえるのみである。 菖蒲園を過ぎるころから「ギョギョシ・ギョギョシ」の特徴のある鳴き声が聞こえ始める。 声の主は夏鳥代表格のオオヨシキリであるが、葦原のそこここで鳴き声が聞こえるうえに数羽が追いかけあって飛び回っている。 少なくとも5~6羽はいるようで小さな葦原で縄張り争いの真っ最中の様である。
【 観察記録 】 爽やかに晴れ上がり公園の緑も鮮やかである。 満開の白いヤマボウシの花が緑に映え、道脇の植え込みはツツジに代わって薄桃色のサツキが花盛りを迎えている。
スタートしてしばらくは林は意外と静かで、時折シジュウカラやヒヨドリの小さな鳴き声が聞こえるのみである。 菖蒲園を過ぎるころから「ギョギョシ・ギョギョシ」の特徴のある鳴き声が聞こえ始める。 声の主は夏鳥代表格のオオヨシキリであるが、葦原のそこここで鳴き声が聞こえるうえに数羽が追いかけあって飛び回っている。 少なくとも5~6羽はいるようで小さな葦原で縄張り争いの真っ最中の様である。
下池の水鳥はすっかり姿を消して、対岸付近に数羽のカルガモが浮かんでいるほか、浮州の上に上がっているバンが2羽見えるのみである。 ハナモモの丘の大木の梢で、天を仰ぐようにさえずるホオジロを観察し、北の農地でキジを探す。 飛び交うツバメ、ハクセキレイ、ムクドリ ・・・ 遠くに1羽のケリの姿を見つけてスコープで観察していると時々雛が動く姿を見ることができた。 また、キジもひと声鳴いたが農作業の人が多いせいか姿は見られなかった。
一本松古墳の丘にカワラヒワの親子が降りているのを観察。 上池には1羽の水鳥も見られず、桜広場でコゲラ、ヤマガラを見てトチノキの木道へ進む。 メジロとエナガの鳴き声が聞こえるのだが繁った葉に遮られて姿は見えない。 上池の南端で、木の枝に巣立ったばかりとみられる3羽のスズメの幼鳥がかたまってとまり、親が餌を運んできてくれるのを待っている。
南エリアのタダオシ濠にもカルガモが3羽のみ。 濠端の木陰で休んでいる時、竹取公園方面への陸橋近くの電柱に「白い」スズメの姿が見つかったが、皆さんで観察する間もなく他のスズメに追われて飛び去ってしまった。 翼や体の一部が白いカラスなど野鳥の白化個体は時々見かけるが、このスズメの様に全身が白い個体は珍しい。 巣山古墳の濠にも水鳥は見られず。 濠端の木の枝にとまるカワウを観察している時、「空!」と声がかかり見上げるとオオタカがゆっくりと円を描きながら舞い上がっていく姿が見られた。
カリヨンの丘で小休止。 遠くで鳴くヒバリの鳴き声を聞き、植えられたばかりの桜の小木で動くシジュウカラの姿を見て公園館へと戻る。
この時期は鳥たちも子育てに忙しいためか鳴き声も姿も少なく、鳥合わせで26種を確認して本日の探鳥会を終える。 (参加者68名)
この時期は鳥たちも子育てに忙しいためか鳴き声も姿も少なく、鳥合わせで26種を確認して本日の探鳥会を終える。 (参加者68名)
キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、ケリ、トビ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ
※お願い※ 本日の探鳥会時に子育て中の野鳥たちを観察できましたが、この時期は繁殖のために巣で抱卵中や雛へ給餌中の野鳥たちを見つけられる機会もあると思います。 もし運良くそのような機会に恵まれた折には、決して近づかず遠くから短時間観察するにとどめておく様にお願いします。 また仲間に「内緒」で知らせたくなるのも人情だと思いますが、「内緒」から「内緒」・・と、あっという間に広まって人が集まるようになってしまい、神経質な鳥の場合は抱卵や給餌を放棄してしまう事もあります。 決して「意地悪」でも「ケチ」でもありませんので、その幸運は自分ひとりの心の中にしまっておいて下さい。 (^^ゞ
by umaminosizenn
| 2018-05-20 18:31
| 観察記録