2018年 08月 19日
第137回 馬見丘陵公園探鳥会記録 |
【 天気 】晴れ 【 気温 】25℃
【 観察記録 】先月来の猛暑も一段落し、ここ数日は朝夕に涼しい風が入るようになり、快晴の空には筋雲が浮かんで秋の気配も感じられる。 季節の移ろいとともに野鳥たちも少しづつ移動を始めた様で、公園内でもサンコウチョウやキビタキ、モズなどの姿も観察されている。 野鳥の姿から季節の変化を楽しみましょう、とのことで公園館を出発。
カタビ古墳群の林から丘までは蝉時雨のみで下池橋へと進む。 池にはまだ水鳥は戻っては来ていないようで一羽の鳥影もない。 乙女山古墳の麓の道へ上がると道沿いの樹々を小さな鳥たちが渡っていく。 葉陰に隠れて見づらいがメジロ、エナガ、シジュウカラの姿が確認できた。 林の方からはチャッチャとウグイスの地鳴きも聞こえる。 池端のムクロジの大木の枝にホオジロがとまり、青空を背に大きな口を開けて囀っている。 空を数十羽のムクドリが通り過ぎ、池の対岸の木に群がる。 一部は戻ってきて近くのハナモモの木にとまったが、たわわに実っているハナモモの実には見向きもしない。 黄緑に薄桃色の綺麗な実なのだが美味しくはないのだろうか?
下池堤の道へ進むと堤の斜面にキジの姿を見つける。 しばらく斜面に佇んでいたが散歩する人が近づいてきてあわてて道まで駆け上がり飛び去ってしまった。 綺麗なオスのキジなのだが換羽中のためか尾羽が一部抜け落ちており、背中の羽色がくすんで見えた。
北の田畑にはケリが2羽、遠くにダイサギとアオサギ、空をたくさんのツバメが飛び交い、時折キジバトとムクドリの大群が通過していく。
強い日差しを避けてしばらく木陰で涼んだのち、下池の東端から上池方面へと向かう。 途中、見える鳥はムクドリとキジバト、カラスばかり・・・そのカラスの中には口の中が赤いものも見られ、この時期でもまだ幼いカラスがいるようだ。
上池方面へと進む途中、別所下古墳の麓へ入っていた人からキビタキがいるとの声がかかったが、向かった時には飛び去ったあとで残念ながら皆さんで見ることは叶わなかった。 上池には水鳥の姿は無し。 トチノキ橋の木道を通過し、上池の南へ行くと向こう岸へ白っぽい鳥が飛んでいくのが見えた。 対岸の小さな滝になっているところにとまったのでスコープで確認すると2羽のイソシギであった。
南エリアのタダオシ濠にはカルガモが2羽、古の丘にはムクドリとホオジロ。 巣山古墳の濠端でカワセミの姿を見つけたが、スコープでしか確認できない距離のうえ、残念ながらすぐに飛んで草むらの中へ姿を消してしまった。
涼しい朝だったがこの時間には気温は32℃となり、カリヨンの丘のベンチでしばし休憩をとる。 風に吹かれて涼んでいると、近くの小木にスズメが動くのでスコープで何となく見てみると1羽は嘴の黄色い幼鳥だった。
戻り道でハクセキレイの幼鳥、木の枝にとまって涼む2羽のアオサギなどを見ながら公園館へと戻り、鳥合わせにて23種を確認し探鳥会を終える。 (参加者38名)
戻り道でハクセキレイの幼鳥、木の枝にとまって涼む2羽のアオサギなどを見ながら公園館へと戻り、鳥合わせにて23種を確認し探鳥会を終える。 (参加者38名)
【 観察種 】23種 ======== ムクドリ ========
キジ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、ケリ、イソシギ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、(※キビタキ)、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ
※ 探鳥会の列外での観察のため参考記録とする。
by umaminosizenn
| 2018-08-19 17:51
| 観察記録