馬見丘陵公園探鳥会
2024-03-17T23:08:59+09:00
umaminosizenn
馬見丘陵公園探鳥会
Excite Blog
第204回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30858319/
2024-03-17T23:08:00+09:00
2024-03-17T23:08:59+09:00
2024-03-17T23:08:59+09:00
umaminosizenn
観察記録
古墳の丘には数羽のツグミが降り、林の入り口にメスのジョウビタキが出入りする。 頭上の枝ではヤマガラが来て甘えた声で鳴いている。 やや遠いが丘の上のクヌギの木にはシメの姿も見られた。 丘の桜並木の蕾も膨らみ始めあちこちからウグイスのさえずりも聞かれる。
下池ではマガモ、カルガモ、オオバンを観察するが種類も数も少ない。 多くは北へと渡りを始めたのだろう。 池の上空を1羽のツバメが飛ぶ。 そろそろ夏鳥たちも到着し始めているようだ。
乙女山古墳の東側で先週からトラツグミが見られているので、しばらく探してみるが用心深い個体の様で残念ながら出て来てはくれない。 あきらめて咲き残る桃の花を愛でながら下池堤へと向かう。
下池堤でムクドリ、ホオジロ、モズ、アオジを観察、一本松古墳の丘ではニュウナイスズメが数羽飛び交う。 今日は双眼鏡では難しい高い木の上であったが、もうすぐ満開の桜の花の蜜を求めて動き回る姿をすぐ目の前で見られるだろう。
上池では比較的遅くまで残るヨシガモ、コガモとマガモたち、陽だまり広場では草原に降りているカシラダカとシロハラも見られた。
南エリアへと入りダダオシ池で2羽のカワセミ、岸辺の枝に登って休んでいるコガモたち、水面に浮かぶハシビロガモとオオバンなどを観察。 最盛期を過ぎた河津桜の中のメジロを見ながら中央エリアへと戻る。
鳥合わせにて36種を確認し、冬鳥を見送り夏鳥を迎える時節を感じながらの観察会を終える。(参加者 57名)
※ 来月より夏時間となり 午前8時30分 のスタートになります ※
【 観察種 】 36種 ======== カシラダカ(メス) ========
ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ
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探鳥会に関して「よくある質問」はこちら ⇒ 《 FAQ 》
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第203回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30814802/
2024-02-18T20:41:00+09:00
2024-02-18T20:41:56+09:00
2024-02-18T20:41:56+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】ここ数日季節外れの暖かさが続いている。 今朝も曇り空ではあるが風もなく穏やかな気候のもと多くの参加者で賑わう。
出発してしばらくはわずかにヒヨドリとメジロの鳴き声が聞こえる程度で鳥の姿はまばらである。 菖蒲園まで進んでようやく向かいの低木でさえずるホオジロを見る。 また、珍しく目の前を3羽のカワラバトが通過して行った。
下池にはカルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロが見られるがいずれも少数である。 対岸には20羽ほどのマガモが上がって休んでいるのが見える。 また、白く目立つカンムリカイツブリが1羽せっせと潜って食事中の姿もあった。
しばらくして頭上にハイタカが飛来したが、残念ながら舞うことなく一直線に飛び去ってしまった。
ハナモモの丘をゆっくり進むがハクセキレイが1羽のみ。 乙女山古墳の北の麓ではオスのジョウビタキとウグイスの姿が見られた。
下池堤から北の田畑を遠望する。 遠くの田んぼの北端付近をカラスが何か白いものをくわえて飛んでいくのが見え、それを1羽のケリが執拗に追いかけていく。 しばらくするともう1羽が加勢にきたが、ケリが営巣するにはやや早いと思うのでカラスがくわえていたのは卵ではないと思うが・・・
散策路の柵の上で鳴くホオジロ、草むらと木の枝の上を行ったり来たりするモズなどを見て、少し進むと畑の柿の木にとまるアオジが見つかる。 この冬はアオジの数が少ないので参加者とともにゆっくりと観察する。
寺戸方面から池の東端の道を進む。 岸辺の木の上のアオサギがこちらを睥睨している。 繁殖期を迎えてなのか冠と胸の飾り羽が美しい。 一本松古墳と倉塚古墳付近の樹々にはたくさんのツグミが群れており、それらの中を数羽のコゲラも行き来しているのが見える。 しばらくするとツグミの群れの中にいる1羽のシメも見つかる。 先へ進んで別所下古墳の麓のカリン広場でも3羽のシメが見られた。
上池のカモ類はほとんどが対岸に上がって休んでいる。 マガモ、カルガモに混じってオカヨシガモも見ることができた。 向こう岸の倒木の上には繁殖期を迎えて頭部が真っ白になったカワウが止まっている。 その手前の水面には濃い色模様に衣替えしたカイツブリも2羽浮かんでいるのが見える。 また右手前の岸にはヨシガモも上がって休んでいた。
トチノキ橋を通過後、時間が押してきたため梅林方面はカットして南エリアへと向かう。 ダダオシ池で見られるカモの多くはコガモであるが、ハシビロガモとマガモ、カルガモも少数見られた。
巣山古墳では枯れ木の色が保護色となって見つけづらかったが何とか2~3羽のカシラダカが観察できた。 さらに少し進んだ道脇の木の天辺に1羽だけぽつんととまるニュウナイスズメも見つかった。
帰り道の河津桜並木のつぼみが膨らみ、ちらほらと数輪が咲いている。 今日の暖かさが続けば開花は早いかも知れない。
公園館への帰路、一本松古墳付近でハイタカがしばらく空を舞う。 下池の展望デッキ付近には餌をもらいにオオバンが集まり、1羽のバンの姿も見られた。 また、対岸に突き出た木の枝にアオサギとコサギが並んでとまっており、デッキ脇の樹々でカシラダカの小さな群れも見ることができた。
公園館前に戻って鳥合わせ。 外来種も含めて40種を確認し本日の探鳥会を終える。 (参加者 65名)
【 観察種 】 39種+1種 ======== アオジ ========
オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、バン、オオバン、ケリ、ハイタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ニュウナイスズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、(カワラバト)
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探鳥会に関して「よくある質問」はこちら ⇒ 《 FAQ 》
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奈良県主催 馬見丘陵公園野鳥教室
http://umaminosiz.exblog.jp/30788797/
2024-02-04T15:00:00+09:00
2024-02-05T17:40:55+09:00
2024-02-05T15:05:05+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察種 】35種
オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ
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第202回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30724244/
2024-01-21T23:59:00+09:00
2024-01-24T15:40:28+09:00
2024-01-21T23:59:44+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】未明から降り始めた雨が降り続いているため探鳥会は中止となる。
ただ、悪天候にも関わらず20名近い方々が集まられたため、雨でも世話人は毎月の定期観察記録に出るので良かったら任意で同行してください、とお話しし公園館を出発する。
古墳の丘の散策道を進むが、雨のためかヒヨドリの鳴き声がまばらに聞こえるのみである。 下池の周辺の道や施設の補修工事が行われているため騒音を嫌ってか水鳥の数が少ないが、中央付近に白く目立つカンムリカイツブリが1羽見えるほか、カルガモ、ホシハジロ、ハシビロガモなどが十数羽づつ見られる。 対岸にはアオサギ、ダイサギ、カワウの姿も見られる。
ホシハジロの小集団の中に1羽、変わった色合いのカモが入っている。 よく見ると目の虹彩が白くメジロガモか?と色めき立つが、写真を撮って調べてみるとどうやらオスのアカハジロの様である。
写真の奥がアカハジロ?で手前がホシハジロであるが、雨天のため羽の構造色が出ないため分かりずらく、もしかするとアカハジロとメジロガモの交雑種(ハイブリッド)か、あるいはエクリプスかも知れない。
ハナモモの丘から乙女山古墳の北へと廻る。 暗い林の上を動く鳥影を追って、ヒヨドリのほかメジロ、コゲラ、シジュウカラを確認。 沼地(今は涸れているが)の木の下にオスのジョウビタキが姿を見せる。
下池堤の道ではオスのモズとアオジを観察。 モズはこの時期としては珍しくけたたましく鳴いて何かを威嚇している。
一本松古墳付近まではハクセキレイを見るのみ。 倉塚古墳まで来ると高い木々の上にたくさんのツグミが見られ、シメも5~6羽が見られた。 この辺りで雨は上がり少しづつ空も明るくなってくる。 この時期としては珍しく暖かい日である。
上池堤の道からは下池の展望デッキ付近にたくさんのオオバンが見え、それに混じって1羽のバンの姿もあった。
上池は下池とは一転して多くの水鳥が見られる。 昨年来から日本各地でトモエガモの大集団が観察されているが、ここ馬見でも30羽以上がひと月あまり滞在している。
他にヨシガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、カルガモ、カイツブリ、さらにオカヨシガモも1ペア見られ、向こう岸の倒木には白い繁殖羽に衣替えしたカワウ、飾り羽を長く伸ばしたアオサギ・・など、大変にぎやかである。
振り返って桜広場では今期は非常に珍しくなったカシラダカを見ることができた。
トチノキ橋の木道ではキジの鳴き声が聞こえ、上空をタカが数回旋回して北へと飛び去る姿を見る。 翼の縞模様が比較的はっきりとし、尾羽が角ばっていたのでハイタカだと思われる。
上池南の花と水鳥の広場ではエナガ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、シメの混群が通過して行くのに出会う。 特にエナガはかなりの数の集団でしばらくのあいだ楽しませてくれた。 その後、池端にメスのジョウビタキも姿を見せた。
梅林の紅梅のつぼみが膨らみ、ちらほらと数輪が開花しているので1~2週間で一斉に開花すると思われる。 ここではオスのジョウビタキが姿を見せた。
南エリアに入り、ダダオシ池では多くのコガモのほか、マガモ、ハシビロガモ、オオバンに混じってトモエガモも3羽見られた。 古の丘ではシメ、ホオジロ、巣山古墳ではホオジロと共に移動していくカシラダカも見ることができた。 カシラダカはここ数年飛来数が極端に減少しており、今日は2か所で観察できて幸運であった。
つぼみがやや膨らみ始めた河津桜を見ながら中央エリアへ戻る。 橋の上から公園外の畑を観察していると電線にとまるムクドリ、ビニールハウス上のオスのイソヒヨドリを見ることができた。
カリヨンの丘でハクセキレイのほか5羽のカワラヒワを見て公園館へと戻る。 鳥合わせでは水鳥の種類が多く見られたこともあり41種を確認し本日の観察を終える。 (参加者22名)
【 観察種 】 41種 ======== トモエガモ(オス) ========
キジ、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、アカハジロ? or メジロガモ?、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
オナガガモ、ルリビタキ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、ビンズイ、ベニマシコ
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第201回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30528221/
2023-12-17T19:55:00+09:00
2023-12-20T16:42:04+09:00
2023-12-17T19:55:43+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】 今朝はとても良い天気でしたが、冷たい風が強く寒い朝になりました。
公園館を出発して木道まで進むと、近くの木にアオサギがいました。 下池には、カルガモやマガモ・ホシハジロがいました。 木道を越えてもう一度下池を見るとハシビロガモもいました。
乙女山古墳に行くときカワウが飛んでいました。 古墳の木で、コゲラやヤマガラ・シジュウカラ・メジロ・ジョウビタキ・カシラダカなどを見ることができました。 上空をハイタカが飛びました。
土手まで進んだ時ダイサギが飛んできました。 下池の対岸をまわると、低木の中にエナガの群れがいました。
倉塚古墳の高い木にツグミが止まっていました。
別所下古墳近くの木にシメがいました。 上池には、マガモやカルガモ・ヨシガモ・カイツブリのほかにトモエガモもいました。
トチノキ橋を通って南エリアに進みました。 ダダオシ池にはマガモやコガモのほかに、ハシビロガモとトモエガモがいました。 河津桜の木にジョウビタキがいました。
中央エリアに戻って、下池のバンとオオバンを見て終わりました。(参加者 45名)
《 押 》
【 観察種 】 35種 ======== ハシビロガモ(オス) ========
ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、ハイタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
オカヨシガモ、オナガガモ、ヒクイナ、オオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、ルリビタキ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、ビンズイ、アオジ
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第200回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30494706/
2023-11-19T23:43:00+09:00
2023-11-19T23:43:14+09:00
2023-11-19T23:43:14+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】 ここ数日、真冬を思わせる冷たい雨を降らせた低気圧が去り、この時期としては比較的暖かな朝となった。 越冬にやってくる冬鳥たちを迎える探鳥会へ大勢の参加者が集まる。
馬見丘陵探鳥会が発足して200回目の節目の開催となることをお知らせすると、参加者の方々から自然と拍手が起こり笑顔の探鳥会スタートとなった。
出発してしばらく林で鳴くヒヨドリの声を聞きながら古墳の丘を巡って行くと、丘の桜並木にツグミが1羽入る。 例年は晩秋になると集団でやってくるのだが、今年はやや遅れ気味の様子でまばらに姿を見る程度である。
下池にはたくさんの水鳥たちが浮かんで休んでいる。 池に向かって右手の方には20羽ほどのオオバンが集まっており、左手へと目を移していくとマガモ、カルガモたち、やや離れた集団はホシハジロ、キンクロハジロである。 しばらくすると何かに驚いたのか数羽が飛び立つと他のカモも一斉に飛び立っていってしまった。 遠くの東岸の方には小振りのカモたちが残っていたが、朝日に向かっての逆光でシルエットになってしまい種類が判別できず。
桐の丘へ上がり実った柿の木を見上げるが鳥の姿は見られず、ハナモモの丘を北へと辿るが乙女山古墳の湿地にも動きは見られない。 公園外の高い木に何かが飛び込んだので、フィールドスコープで確認するとツグミであった。 ここまで鳥影が薄かったためようやく見られた姿をみなさんでしばらく観察する。 下池堤へと移動中には竹林の上のホオジロ、ハナモモの丘のハクセキレイなどを見る。
下池の方のカモ類を観察しているとトモエガモが見つかる。 オスが1羽とメスが5羽ほどいるようである。 網のフェンス越えでやや見づらいが、この公園の池にはあまり長居しないカモなのでスコープを使ってみなさんでじっくりと観察する。
下池堤の周辺ではモズ、ハクセキレイ、ダイサギなどの姿を観察。 北の田畑には野鳥の姿は見られず。 ユキヤナギの植え込みの方からチッ・・チッとアオジの鳴き声が聞こえたので、しばらく植え込みの中を探してみたが残念ながら姿は確認できず。
池を巡って倉塚古墳から上池堤へと進むがハクセキレイが4羽ほど見られたのみである。 別所下古墳の麓まで進むと、ようやくにぎやかな鳴き声と共に小鳥の混群に遭遇。 まずはエナガ、メジロ、シジュウカラが動き回り、ややあってヤマガラ、コゲラが続く。 これまでやや退屈気味だったみなさんもしばし時を忘れて素早く動き回る鳥たちを追っていた。
上池ではマガモ、カルガモ、ホシハジロ、コガモに混じってオスのヨシガモとオナガガモが一羽づつ見られた。 オナガガモは首にかすかに白っぽい縦模様が見られるのでエクリプス状のオスかと思われる。 さらに対岸の倒木の脇で羽を広げているカワウを見ているとき、倒木の枝にとまるカワセミを見つけた。 かなりの距離ではあるがスコープでコバルトブルーの姿をみなさんにも観察してもらった。
トチノキ橋の木道から梅林迄の間ではメジロが見られたのみで南エリアへと向かう。 ダダオシ池にはたくさんのハシビロガモが見られ、少数だがマガモとコガモも休んでいた。 池の傍の藪からはチャッ・チャッとウグイスの地鳴きも聞こえる。 巣山古墳へと進むと手前の道脇にオスのキジが姿を見せたが、大勢の人の姿に驚いた様で奥の草むらへと入り込んでしまった。 それでもしばらくのあいだは草むらからこちらの様子を窺っている姿をスコープで観察することができた。
巣山古墳の濠にはカルガモが見られるのみであったが、河津桜の木にとまっているオスのジョウビタキの姿を見ることができた。 公園館への帰路に下池の木道を歩いていると、岸辺の低木にたくさんのエナガが群れているのに出会う。 ほんの数メートルの距離なのだが、人だかりの前でも逃げもせず木の中を動き回っていて、みなさん双眼鏡いらずでゆっくりと観察されていた。 池の展望デッキにはパン屑を撒くひとがいてオオバンがたくさん集まってきており、ここ数年この場所に居ついているバンも姿を見せた。
公園館前にて鳥合わせ。 冬鳥のカモ類が増えてきたこともあり、35種を数え本日の探鳥会を終える。 (参加者 50名)
【 観察種 】 35種 ======== ツグミ ========
キジ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、アオジ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
ヒドリガモ、スズガモ、ハイタカ、サシバ、コシアカツバメ、オオムシクイ、メボソムシクイ、シロハラ、ルリビタキ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、ビンズイ、アトリ、ベニマシコ、シメ、イカル、カシラダカ
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第199回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30468932/
2023-10-15T22:59:00+09:00
2023-10-15T22:59:19+09:00
2023-10-15T22:59:19+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】昨日から降り続いた雨が未明には上がり集合時間には雲間から青空も顔を出す。 フラワーフェスタの最終日で公園館前にも出店やイベントディスプレイが並んでにぎやかである。 お花畑を散策される観光客も多くなるので観察時に道をふさがないようにお願いして出発する。
公園館前から菖蒲園方面へと向かう。 落ち葉の絨毯になっているケヤキの広場では2羽のコゲラの姿があり、しばらくするとシジュウカラも飛んできた。 ヒヨドリもにぎやかに鳴き交わし、あちこちからけたたましくモズの鳴き声も聞こえてくる。
下池にはまだカモ類の飛来は少なく、カルガモが数羽づつ集まって合計で8羽ほど泳いでいるのみで他の種類の水鳥は見られない。 対岸をアオサギがゆっくりと餌を探して歩いている。
池の周りの数か所の木立の天辺でモズがけたたましく鳴いてそれぞれの縄張りを主張している。
乙女山古墳の東端から北へとゆっくりと探しながら歩くがヒヨドリとメジロの姿を認めたのみで、まだジョウビタキなどの冬のヒタキ類の姿は見られない。 すでに葉を落とした桃の木にホオジロが2羽とまっているのを観察。 顔の周りの色模様からオスとメスのペアで、繁殖期は過ぎているが一緒に行動している様である。
下池堤から北の刈り取りを待つばかりの稲田を遠望する。 休耕田のあぜ道をハクセキレイとセグロセキレイが動き、稲田からダイサギも畦道に上がってきた。 黄緑色の稲の海の中で純白の姿が美しく映えている。 遠くの鳥影をスコープでキジバトであることを確認しているとき、空を数羽のツバメが飛び交っているのも視野に入る。
山吹の丘から南へと池を辿り一本松古墳付近で2羽のハクセキレイを観察し頭部が黒いオスと灰色のメスを確認。 空をカワラヒワが1羽だけ飛んできたが残念ながら木にとまってはくれず通過して行った。
別所下古墳から野草園の流れまで進むとメジロの鳴き声が聞こえ始め樹々の間をエナガ、シジュウカラ、メジロの混群が通過して行くのに遭遇。 せわしなく動き回るムシクイ類の姿も認められた。 鳴き声は聞こえず種類ははっきりしないがおそらくメボソムシクイと思われる。
上池では対岸の枯れ木にカワウが1羽や休んでいて、その付近に3羽のカルガモとマガモのオス3羽、それにカイツブリ1羽が見られた。 マガモはエクリプス状ではなく、すでに繁殖羽に衣替えが終わっている。 さらに南の方の岸辺から突き出した枯れ木にカワセミがとまっているのが見つかる。 向こう向きにとまっていて背中のコバルトブルーが朝日に輝いている。 距離があったがじっとしていたのでフィールドスコープで皆さん楽しまれたと思う。
トチノキ橋でキビタキの情報が入りみなさんで探すが残ながら見つからず。 探すうちにここでも混群の移動に出会い、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、コゲラ、ムシクイ類がひとしきり動き回るのを観察。
木道を過ぎて水鳥と花の広場へと進み池を見ていると、後続から追いついた人が円形広場でキビタキのオスとメスが居たよと撮った写真を見せてくれた。 みなさんが移動した後で粘り勝ち…か
南エリアへの入り口から空を舞うツバメを観察する。 こちらは腰の薄茶色が確認できたのでコシアカツバメである。 "普通"ツバメの多くはすでに南へと移動していき、この時期に残る多くはコシアカツバメである。 ダダオシ池にはカルガモとマガモのみ。 ここのマガモもすでに換羽が終わって綺麗な色模様である。
巣山古墳の濠にはカモ類の姿は見られなかったが空を舞うノスリが見つかる。 カラスが1羽執拗に追い回していたが、しばらく観察しているといつのまにかカラスが2羽加勢に入って来て3羽で追い回し始めたためノスリはうるさそうに逃げて行った。
中央エリアに戻り、当初カリヨンの丘のベンチで休みながら鳥合わせを行う予定であったが、花を見る人たちで混雑しているので下池デッキで鳥合わせを行うことにする。
下池まで戻ってくると夏の間姿を消していたバンが岸辺を泳いているのが見つかった。 デッキの上の人影にまったく恐れる様子は無く、冬鳥のオオバンに混じってデッキから餌を餌をもらっていたのと同じ個体の様である。 ここで鳥合わせを行い、30種を確認して探鳥会を終える。 (参加者 44名)
※ 来月より冬時間となり 午前9時 のスタートになります ※
【 観察種 】 30種 ===== ムシクイSP(メボソムシクイ?) =====
マガモ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、メボソムシクイ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
ゴイサギ(幼鳥)、セイタカシギ、ヤブサメ、エゾビタキ、コサメビタキ、オオルリ
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探鳥会に関して「よくある質問」はこちら ⇒ 《 FAQ 》
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第198回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30442876/
2023-09-17T21:20:00+09:00
2023-09-17T21:20:23+09:00
2023-09-17T21:20:23+09:00
umaminosizenn
観察記録
出発してしばらくはスズメとカラスの鳴き声が聞こえるのみで古墳の丘の桜並木やクヌギの樹々には鳥影が無い。 下池には対岸の岸辺に突き出した枯れ木にアオサギが1羽とまってしきりに羽繕いをしており、その下の木陰を2羽のカルガモがゆっくりと泳いでいる。
乙女山古墳の北側まで進んで林の中で耳を澄ます。 シジュウカラとコゲラ、メジロがちょっとだけ姿を見せる。
下池堤から刈り取りを待つばかりの稲田を眺める。 遠くに3羽のダイサギが稲穂の中から首を伸ばしているのが見え、空を数羽のツバメが飛び交っている。 近くの柿の木にモズが飛んできてけたたましく鳴き声を上げている。 過眼線が薄茶色で胸のウロコ模様が比較的はっきりとしているのでメスと思われる。
じりじりとした強い日差しを避けるため木陰を辿る様に歩く。 一本松古墳の麓にムクドリが5~6羽降りてきたがやはり暑いとみえて木陰に集まっている。 倉塚古墳の麓の木の上にエゾビタキがとまっているのが見つかる。 木肌の色と同化して見つけづらいが、何とか皆さんで秋の到来を告げる鳥を観察することができた。 また、少し先の四阿のそばの柿の木にコサメビタキも姿を見せてくれた。
上池堤ではカワラヒワ、別所下古墳のカリン広場ではセンダイムシクイ、エナガを観察。 上池には水鳥の姿は見られず、トチノキ橋の入り口でエナガとメジロの群れ、コゲラ、ヒヨドリなどが見られた。
南エリアではダダオシ池でカルガモが2羽見られたのみで、巣山古墳や古の丘には野鳥の姿は無かった。 帰り道には下池でカワセミが姿を見せた。 公園館前のエゴノキの並木では例年多くのヤマガラが実を啄んでいる姿が見られるのだが今日はまったく姿がなかった。
鳥合わせで25種は確認されたが暑さのせいで個体数は少なく、居座る太平洋高気圧にはそろそろ退場願いたいものである。 (参加者 42名)
【 観察種 】25種 ========== エゾビタキ ==========
カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、センダイムシクイ、ムクドリ、エゾビタキ、コサメビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
サンショウクイ、サンコウチョウ、ヤブサメ、エゾムシクイ、キビタキ、オオルリ
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
探鳥会に関して「よくある質問」はこちら ⇒ 《 FAQ 》
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第197回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30418274/
2023-08-20T21:47:00+09:00
2023-08-20T21:47:28+09:00
2023-08-20T21:47:28+09:00
umaminosizenn
観察記録
歩きだしてしばらくはカラスの鳴き声だけであったが、古墳の丘の桜の木に鳥影が動き、双眼鏡で葉陰を探すと2羽のヤマガラを見ることができた。 エゴノキの実が熟し始めていてヤマガラの姿も増えてきた様である。
下池では対岸の日陰にアオサギが佇んでいるほかは水鳥の姿は見られない。 乙女山古墳からハナモモの丘の木道で数羽のスズメとホオジロを見て下池堤へと向かう。 北の田畑は稲の背丈が伸び、あぜ道も草に覆われて鳥の姿は見つけられない。 空を時折ツバメとキジバトが飛ぶ。
池の東の道を木立の影を辿る様に歩き、一本松古墳まで来ると池の岸辺の木立の中を移動していくエナガの群れに出会う。 倉塚古墳手前ではスズメの群れが降りており、木の陰で3羽のハシボソガラスがクチバシを開いて暑さをしのいでいる姿を見る。
上池には下池と同じようにアオサギが1羽休んでいるのみで水鳥の姿はない。 これまで小鳥の姿がほとんど見られなかったが、トチノキ橋の木道でようやくたくさんの鳴き声と共にメジロ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラの混群に出会うことができ、しばらくのあいだ林の中で涼みながら観察する。
南エリアへと入る頃には気温は35℃を超え太陽の光にじりじりとあぶられて意識が薄れそうになる。 ダダオシ池にはカルガモが4羽やすんでおり、巣山古墳の濠にも3羽のカルガモが泳ぎ出てくるのを見る。 河津桜の並木道にはムクドリ、スズメが姿を見せる。
カリヨンの丘のベンチで小休止後に公園館へと戻り鳥合わせを行う。 さすがに真夏の公園には鳥影は薄く何とか15種を確認して探鳥会を終える。 (参加者 30名)
【 観察種 】 15種 ========= エナガ =========
カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ホオジロ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
センダイムシクイ、コムクドリ、コサメビタキ、キビタキ
☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★☆☆☆★★★
探鳥会に関して「よくある質問」はこちら ⇒ 《 FAQ 》
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第196回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30388680/
2023-07-16T18:54:00+09:00
2023-07-16T18:54:55+09:00
2023-07-16T18:54:55+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】 真夏の太陽が照り付け、朝8時半の集合時間にはすでに気温は30℃を超えている。 日向は暑くて立っておられず木陰で朝の挨拶となる。 一年でもっとも観察種が少なくなる時期ではあるが、巣立ったばかりの幼鳥や若鳥の成鳥とは違った姿を観察できる貴重な季節でもある。
出発して菖蒲園、古墳の丘までの間には蝉しぐれのなか鳥影はなくウグイスとカラ類のかすかな鳴き声のみである。 下池には水鳥の姿はなく、池の上空を数羽のツバメが飛び交っている。
下池橋を渡った辺りでホオジロのさえずりが聞こえ始め、鳴き声の先を探すとおおきなムクロジの木の枝陰で鳴く姿があった。 夏羽らしい濃い色合いのオスで、気持ち良さげに嘴を大きく開いてさえずる姿をしばらく眺める。
ハナモモの丘に上がりキビタキの鳴き声を求めて乙女山古墳の東の麓の林へと向かうが、残念ながらウグイスの声のみ。 うす暗い木立の中で数羽の鳥影が動き、スコープで追うとシジュウカラとともに翼が茶色の鳥の姿を捉える。 こちら向きにとまった時、腹は白く胸に縦にまだら模様が見え、ぱっと見は誰だかわからなかったが顔つきと全体の様子からホオジロの幼鳥と思われる。
梅林のあたりにはスズメがたくさん飛び回っている。 ここにも何羽かは幼鳥が混じっている様である。
北の田畑の方からかすかにオオヨシキリの鳴き声が聞こえるので下池堤まで進んで遠望する。 一面 緑の稲田の中に2羽のアオサギがいるがオオヨシキリの姿は見つけられず。 ここでは数羽のムクドリとホオジロが確認できたが、照り付ける太陽にいたたまれず早々に池の東の木影へと避難する。
池を巡って上池堤まで進み、堤の上のおおきな合歓の木でコサメビタキの姿を捉える。 からだの羽毛が乱れている様に見えるので巣立ったばかりの幼鳥と思われる。
別所下古墳の東麓の林へ行くとヒヨドリとスズメの幼鳥の姿が見つかり、親を待っているのかあまり動かないのでスコープでゆっくり観察できた。 しばらくすると周りの木のあちこちで鳥影が動き始め、双眼鏡で追っていくとコゲラが3羽、また胸の脇がわずかにオレンジっぽいヤマガラの幼鳥2羽が確認できた。 こちらも成鳥とまったく体色が違うので分かりにくいが、顔つきや模様でそれとなく分かると思う。
野草園の流れにはメジロとシジュウカラが降りて水浴びをしている。 上池に鳥影はなくトチノキ橋方面へ向かう。 期待したキビタキの鳴き声は聞こえなかったが、林の中をシジュウカラ、メジロ、エナガ、コゲラの混群が通過して行くのが観察できた。 また、上池の南で3羽のカルガモを見ることができたが、ここまで池にまったく水鳥が見られなかったのでちょっとほっとする。 このカルガモも体色全体が薄く見えるので3羽とも今年生まれた若鳥の様である。
南エリアのダダオシ池、巣山古墳の濠とも水鳥の姿は見られず、いにしえの丘周辺でハシボソガラス、キジバト、スズメたちの姿を見て中央エリアへと戻る。
時刻は11時を廻ったばかりであるがすでに気温は34℃を超え、照り付ける陽射しが痛く感じるほどである。 カリヨンの丘のベンチで汗を拭ったあとここで鳥合わせ、19種を確認して探鳥会を終える。 (参加者 30名)
【 観察種 】 19種 ======= コサメビタキ(幼鳥) =======
カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、コサメビタキ、スズメ、ホオジロ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
ヒクイナ、フクロウ、キビタキ
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第195回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30349925/
2023-06-18T20:48:00+09:00
2023-06-18T20:48:39+09:00
2023-06-18T20:48:39+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】梅雨の中休みで薄曇りの朝、日差しがないのが助かるが蒸し暑いことには変わりない。
集まった参加者の方々に、今の時期は公園の樹々も葉が茂って鳥の姿を見つけにくいが、もし見つけたら独り占めせず皆さんに教えてねとの冗談で皆さん笑顔に、、、と言うことで公園館を出発。
しばらくは遠くで鳴くウグイスやカラスののんびりとした声を聞きながら歩く。 古墳の丘は草丈が伸びて鳥の姿は見えず、道脇のあちこちで動く鳥影は全てスズメである。 下池橋の上から池を見渡すがカモなどの水鳥の姿は見られず、水面の上を数羽のツバメが飛び交うのみ。 また、この時期の葦原の主であるオオヨシキリは今朝は姿が見えず鳴き声もない。
橋を渡るとシジュウカラのさえずりが聞こえ始め、見上げると岸辺の大きなムクロジの木の枝先にとまる姿が見つかりしばらくの間観察する。 見上げていると左手の上空からカルガモが1羽飛来し池に降り立った。
乙女山古墳の麓を北まで辿るが今日はキビタキの鳴き声は聞こえず。 梅林を歩いてたわわに実る梅の実を手に取ったりしていると近くでホオジロの鳴き声が聞こえた。 夏羽の濃いくっきりとした色が綺麗なオスである。
下池堤へと歩を進めると上空をカワウが通過。 遠くからオオヨシキリの鳴き声が聞こえ、北の田畑を探すと200mほど先のヨシ原に姿を認める。 距離があったがフィールドスコープで葉先にとまって大きく口を開いて鳴く姿を見ることが出来た。 ここでよく見られるキジの姿を期待したが、今日はアオサギが1羽とたくさんのツバメたちが飛び交うのみ。
寺戸地区からの公園入り口の門にイソヒヨドリ。 全体にくすんだ灰褐色の色合いから当初はメスと思われたが、バッタを捕まえて突いている姿を観察していると背中は艶のある紺色に見え、どうやらオスの若鳥の様である。
池端の低木の林でウグイスの姿を見る。 一本松古墳の近くまで行くとムクドリの鳴き声が聞こえ始め、樹々を渡っていく鳥影を追っていくと全体に色合いが薄く、こちらも若鳥の様だった。
倉塚古墳の麓でもホオジロとスズメを観察すると、どちらもクチバシの脇に黄色が残る巣立ったばかりの幼鳥で、親鳥を待つ様にじっと枝先にとまって辺りを見回している。
別所下古墳の麓のカリン広場ではエナガとメジロの群れに混じって、コゲラ、キビタキの幼鳥、コサメビタキが見られた。 野草園の流れの石橋では水浴びするシジュウカラが見られ、周りの木陰では順番待ちする様に数羽のメジロが動きまわっている。 どうやら橋の上に大勢の人影があるために水辺には降りてこられない様なので早々に移動する様に皆さんを促す。
上池には水鳥は見られず岸辺の木々にも鳥影は無し。 トチノキ橋の木道入り口で休憩しているとキビタキのさえずりが聞こえ始める。 木道に進んで参加者全員で声の主を探し回るも生い茂った枝葉に遮られて遂に姿は見つけられず。
南エリアへ入りダダオシ池をのぞいて見るがここにも水鳥の姿は無い。 巣山古墳の濠の水面が波立っているので何かなと見ていると、濠からカワウが飛び立って岸辺の枯れ木に降り立ち、翼を広げて羽繕いを始めた。 その木の根元付近にモズの姿、、左手に飛んでいった先でゆっくり観察できたが、色合いが全体に薄くクチバシに黄色が残っているので巣立ったばかりの幼鳥の様である。
古墳の草むらにオスのキジが歩いているのが見つかる。 遠方で双眼鏡では黒い点だが、ゆっくりと歩いていたのでフィールドスコープを使って皆さん観察できたと思う。
帰り道ではツバメとスズメの家族連れに出会い、羽をバタつかせて親鳥から餌をもらう微笑ましい姿を観察できた。 今日はあちらこちらで若鳥や幼鳥の姿を見ることができ繁殖期であることを実感する。
公園館前にて鳥合わせ。 観察できた個体数が少ないため参加者の皆さん全員で見られた数は少ないとは思うが、この時期としては多めの27種を確認して探鳥会を終える。 (参加者 51名)
【 観察種 】 27種 ========= ホオジロ =========
キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムシクイ(SP)、オオヨシキリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
ヒクイナ、ホトトギス、フクロウ、サンコウチョウ
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第194回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30327187/
2023-05-21T23:45:00+09:00
2023-06-05T09:27:45+09:00
2023-05-21T23:45:48+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】 青空が広がる皐月晴れの朝、集合時間にはすでに気温が20℃を超えお昼にかけて暑くなりそうである。 夏鳥たちの多くは子育てに忙しく、一夫多妻で縄張りを守るために囀り続けるウグイス以外はあまり鳴くことがないうえ、葉が茂った樹々のなかでは鳥影を探すのに苦労する季節でもある。 参加者の方々には鳥影を見つけたら皆さんに教えていただくことをお願いして公園館前を出発する。
古墳の丘の林から菖蒲園にかけては鳥影はなく、満開のヤマボウシの白い花や一部咲き始めた気の早い青い菖蒲の花などを見ながらゆっくりと道を進む。 菖蒲園の向かいの木立の上にとまるホオジロ、メジロを見ていると後方の桜並木の上からにギョシギョシとにぎやかな鳴き声が聞こえてくる。 下池橋まで進んで振り返って探していると、葉陰から鳴き声の主であるオオヨシキリが枝の上に出て来てくれた。 しばらくは皆さんでこの時期の代表選手の姿をゆっくりと観察する。
下池にはカルガモが数羽見られるだけで他に水鳥の姿はない。 対岸の浮き島に咲く黄菖蒲を眺めていると、空からアオサギがこちらへと飛来してきて葦原の桟橋へ降り立った。 橋の上のたくさんの人影など気にする様子も無く水面を見つめていたと思ったら素早く首を伸ばして大きな魚を捉え、しばらく格闘していたが喉を膨らませて一気に飲み込んでしまった。
乙女山古墳の麓に上がるとウグイスのさえずりとともに遠くからキビタキの鳴き声も聞こえる。 しばらく待ってみたが近づいてくる様子がないので古墳の北側へと廻ってみる。 途中、ホオジロやシジュウカラの姿があったが、キビタキは古墳の奥深くで鳴いている様で姿を見るのは期待薄としてあきらめる。
下池堤から北の田畑を眺める。 数羽のツバメが飛び交うほかはムクドリ、ホオジロの姿のみ。 あきらめて歩き始めた時に田んぼの北端の草むらにオスのキジが姿を見せた。 数百メートル離れた場所で双眼鏡では黒い点にしか見えないが、今日は幸いなことに多くの方がフィールドスコープを持ってこられていたのでほとんどの方が綺麗な姿を観察することができたと思う。
池の東端の道へ進むと桜の木の下で鳥の羽根が散らばっているのが見つかり、先端が赤い尾羽からヒレンジャクのものであると思われる。 先月から時折10羽から30羽ほどの群れが公園を通過して行くのが観察されていたが、サクランボの実を啄んでいるうちにハイタカなどの猛禽類に襲われたのだろう。 可哀想だがタカも生きていかなければならないので、これも自然の摂理と言うべきだろう。
一本松古墳から倉塚古墳へと向かう途中、どこからかビーンというカワラヒワのさえずりが聞こえ、姿を探しているとエナガ、メジロの小さな群れが移動していくのが見られた。 ムシクイ類の姿も混じっていたが鳴き声は聞こえないため種別は判然とせず。
別所下古墳から上池へ。 池には水鳥の姿はなく静まり返っている。 トチノキ橋の木道から円形広場へと進むが期待したキビタキの鳴き声はなく、水鳥と花の広場でもコゲラとシジュウカラのさえずりが聞こえるのみであった。
狐塚古墳を越えて南エリアへと入る。 ダダオシ池にはカルガモが1羽休んでいるのみで他に鳥影は無い。 中央エリアへと戻る途中、満開のポピーの花畑にムクドリが1羽降りている。 普段は群れてやかましいムクドリもこの時期は子育てのためなのか単独でいることが多いようだ。
墳見橋からカリヨンの丘へ戻るとき、姿を認めることはできなかったがヒバリの鳴き声を聞くことができた。 また、公園館への帰り道では10羽ほどのエナガの群れに出会ったが、多くは巣立ったばかりの若鳥の様でありひとつの家族ではないかと思われた。
強い日差しを避けて公園館の屋根の下で鳥合わせ。 今日はあまり姿を観察することはできなかったが、鳴き声だけの観察も含めて26種を数え本日の探鳥会を終える。 (参加者 58名)
【 観察種 】 26種 ========= オオヨシキリ =========
キジ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、センダイムシクイ、オオヨシキリ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ、カワラバト
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
コガモ、ヒクイナ、オオバン、ヒレンジャク、コムクドリ、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、コマドリ、コルリ、コサメビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、ビンズイ、アトリ、シメ、アオジ、クロジ
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第193回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30298104/
2023-04-16T20:24:00+09:00
2023-04-16T20:24:48+09:00
2023-04-16T20:24:48+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】 桜の季節も去り、公園は新緑に包まれる。 昨日の冷たい雨が上がり、まだ空は雲に覆われているがチューリップフェア最終日で朝早いうちから家族連れが目立つ。 お昼に向けて混み合うことが予想されるので、道をあけて観察をお願いして出発する。
出発してしばらくの間は鳥影は見えず、遠くで鳴くウグイスやシジュウカラのさえずりを聞きながら進む。 古墳の丘にもハシブトガラスが降りているのみで小鳥の動きはなく下池橋へと向かう。 池には水鳥の姿はなく、代わりに数羽のツバメが低く高く飛びまわっている。 今年は早く暖かくなった割にはまだツバメの飛来数が少ないようである。
池を眺めていると背後からビーンという鳴き声が聞こえる。 ハナモモの丘に上がって声の主をさがすと、ピンクの花を咲かせている桐の木にとまるカワラヒワの姿を認める。 美しいとは言えないがこの声がさえずりとのことでメスを呼んでいるらしい。
池の北の下池堤まで行くと堤の斜面のユキヤナギの生垣からチチチとホオジロの鳴き声が聞こえ、しばらくして柵の上にとまる姿を見つける。 北の田畑には2羽のツグミ、5~6羽のムクドリ、ペアと思われる2羽のモズなどが見られた。 また西の方からキジの鳴き声も聞こえたが残念ながら姿は見せず。
寺戸方面へと進むとクヌギの木にニュウナイスズメを認める。 すぐに飛び去って行ってしまったが、数羽のエナガやシジュウカラも見ることができた。 普段は群れでいることの多い種類だが繁殖期のこの時期には単独か2~3羽で行動していることが多い。
池の南岸方面へ進むと一本松古墳の麓で2羽のツグミの姿があり、少し進むとシメが見つかる。 オスとメス2羽のシメをゆっくり見ることができたがそろそろ今シーズンは見納めとなるだろう。 みなさんでシメを観察していると後続の方が野草園付近でキビタキを見られたそうで写真を見せてもらった。 先々週あたりから公園の数か所で見られており、すでに複数の個体が入ってきているらしい。
上池堤の下の道を別所下古墳方面へと進む。 下池の展望デッキ方向を見ると、池の上に突き出た木の枝の影にオオバンとバンが一羽づついるのが確認できた。
上池にも水鳥の姿はなく閑散としていたが、対岸の枝陰にいるオオバンが一羽だけ見つかった。 また、トチノキ橋の手前のシデ広場で2羽のビンズイを見ることができた。 これらの冬鳥たちも今回の探鳥会で見納めとなりそうである。
木道の入り口付近でキビタキの鳴き声が聞こえていたとのことであるが残念ながら姿は見られず、トチノキ橋の木道、円形広場、水鳥と花の広場もシジュウカラのさえずりが聞けたくらいで鳥影は認められず、そのまま南エリアへと向かう。 道路を渡る陸橋付近でカワラヒワ、狐塚古墳の上から巣山古墳の濠を遠望するがカイツブリ一羽のみ。 ダダオシ池も閑散としていてコガモとオオバンが数羽づつ見られたのみで冬鳥のカモ類はほとんどが旅立っていったようである。
今日はチューリップフェアの最終日で公園館付近は混雑しているため、カリヨンの丘のベンチで休みながら鳥合わせを行う。 冬鳥のほとんどが去って夏鳥との入れ替わり時期のため種類・数とも少なかったが、それでも多くの参加者の方々の眼があって30種を数えることができた。 来月からの夏鳥たちや子連れの鳥たちを楽しみに本日の探鳥会を終える。 (参加者 58名)
【 観察種 】 30種 ========= シメ (メス)=========
キジ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、キビタキ、スズメ、ニュウナイスズメ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ミソサザイ、トラツグミ、シロハラ、コマドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、オオルリ、アトリ
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第192回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30274983/
2023-03-19T21:34:00+09:00
2023-03-19T21:34:52+09:00
2023-03-19T21:34:52+09:00
umaminosizenn
観察記録
【 観察記録 】 早朝から抜けるような青空が広がる。 この時期らしいやや肌寒い気温であるが日差しはおだやかで温かい。 冬鳥たちの旅立ちを見送り、少々気の早い夏鳥たちを迎えようと70名以上の方が参加されにぎやかな探鳥会となる。
公園館前からコブシの白い花が満開の道をヒヨドリたちの鳴き声を聞きながら進む。 古墳の丘ではツグミの姿と開花を待つ桜並木にとまるシジュウカラを観察。 下池のカモ類の多くは移動を始めていてかなり寂しくなったが、留鳥のカルガモ、カイツブリ、カワウ以外に冬鳥であるマガモ、オオバンに雌雄一対のキンクロハジロが混じる。
乙女山古墳の麓の丘に上がると竹林の方からホーホケキョとウグイスのさえずりが大きく聞こえるが姿を見つけることはできず。 しばらくすると道脇の木の柵の上にオスのジョウビタキが姿を見せ、キジバトとツグミが目の前を飛んでいく。
まだ3分咲きのハナモモの丘に鳥影はなく、池端の大きなムクロジの樹の頂上付近でシジュウカラが気持ちよさそうにさえずっているのみである。
満開の桃と杏子の花を愛でていると遠くからキジの鳴き声が聞こえる。 急いで下池堤へと向かって北の田畑を遠望するが姿は見せず。 足元の白く花を付けたユキヤナギの植え込みからチチチと鋭い鳴き声が聞こえ、しばらくすると鳴き声の主のホオジロが柵の上にあがってきた。 また後方でチッと小さい鳴き声が聞こえ、こちらの声の主はアオジである。
一本松古墳方向へ向かうと、丘の上の大きな木の上に十数羽のニュウナイスズメが群れているのが見つかる。 昨年の秋からこの公園からしばらく姿を消していたが、膨らみ始めた樹々の花芽や新芽を求めて集まって来たようだ。 もうしばらくして桜が開花すると花の蜜を求めてメジロやヒヨドリたちと共に桜並木に群がる様になるだろう。
倉塚古墳の麓でシメの姿を観察し、上池堤を経て上池へと進む。 途中シロハラが一瞬だが姿を見せた。 上池の水鳥の数もずいぶん減ったが、マガモ、カルガモ、カイツブリなどの他にヨシガモがまだ4羽残っている。 また対岸の倒木のそばにオカヨシガモ、南岸にはメスのハシビロガモの姿もあった。
トチノキ橋の木道ではヒヨドリのみであったが円形広場でアオジが2羽姿を見せる。 広場から道に出ると、向かいの林の中で動く姿がありトラツグミを期待したが残念ながら落ち葉をはね飛ばして餌を探しているのはツグミであった。 また、少し進んだところでメスのジョウビタキが姿を見せた。
南エリアへと入りダダオシ池でマガモとコガモの群れのほか、オスのハシビロガモも観察。 巣山古墳の濠に水鳥の姿は無く、満開を過ぎて葉桜になりつつある河津桜並木を経て中央エリアへと戻る。
帰路に下池のウッドデッキからオオバンの群れと1羽のバンを見て公園館へと戻る。 朝から公園館前の芝生の丘で何度もトラツグミの目撃情報があったため上がってみると、果たしてトラツグミが出ており体を上下に揺らして餌を探す仕草をみなさんで観察することができた。
トラツグミの姿を堪能したのちに鳥合わせ。 今回は多くの参加者の方々の眼のお陰もあって40種と多くの種類を観察できた。 (参加者 74名)
※ 来月より夏時間となり 午前8時30分 のスタートになります ※
【 観察種 】 40種 ========= トラツグミ =========
キジ、オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、オオバン、ハイタカ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ニュウナイスズメ、ハクセキレイ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
ヒクイナ、ルリビタキ
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第191回 馬見丘陵公園探鳥会記録
http://umaminosiz.exblog.jp/30252129/
2023-02-19T23:09:00+09:00
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観察記録
【 観察記録 】 日本の南岸を通過中の低気圧に南風が吹き込み、この時期としては非常に暖かい朝である。 ただ、空は鉛色の雨雲に覆われて集合時間には細かな雨粒が落ちてくる。 それにも関わらず20人以上の方々が集まり、雨脚が強くなれば途中で探鳥を終了する旨の説明を行い公園館前を出発する。
歩き始めてすぐに道脇の石垣の上にじっととまるアオジの姿を観察する。 人が近づいても逃げもせずこちらを見ていたが、枝の上にいたもう1羽が飛ぶと追う様に飛んで行った。 さらにケヤキ広場の入り口にも2羽のアオジが降りて餌を探している姿があった。 雨が降り始めて傘を広げながらも早々にアオジを4羽見ることができて気を良くして歩を進める。
古墳の丘にはヒヨドリとキジバト、また高い木の上にツグミの姿を認める。 下池は雨に煙って水鳥たちもモノクロの世界の中で色合いが判然としないが、30羽ほどのオオバンの群れ、10羽ほどのキンクロハジロに1羽のホシハジロが混じり、数羽のカルガモとハシビロガモも何とか判別できた。 珍しくマガモの姿が見つからなかったが、集合時間前に空を2羽のオオタカが舞ったせいだろうか?
桐の丘に上がって乙女山古墳の周りを巡って行く。 北の沼地をのぞいているとオスのジョウビタキの姿があり、頭上の木立の中をエナガ、シジュウカラ、コゲラが通過して行くのを認める。
ハナモモの丘で2羽のハクセキレイを見て下池堤へと向かう。 北の田畑には鳥影はなく、足元の枯れたユキヤナギの植え込みの中にシロハラ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジが動く姿を見る。 振り返って下池を見ると3羽のハシビロガモがクルクル回りながら採食しているが、3羽ほどでは大した渦は作れないのでないか・・などと話しながら観察する。
池の東へと歩を進めると桜の低木に10羽ほどのムクドリが集まっている。 数羽のツグミと戯れるように飛んではとまり、を繰り返していた。
上池堤から別所下古墳の麓まではツグミ、シジュウカラなど、また野草園の流れの岩の上でメスのジョウビタキの姿を見ながら池を巡って行く。
池には下池にはいなかったマガモが40羽ほど群れで見られ、ホシハジロ、カルガモ、それにヨシガモのオス10羽とメス2羽の群れも見られた。 いつもはたくさんいるカイツブリは多くのカモの群れに混じってポツンと1羽だけである。
また池の南端の枯れ木に2羽のカワウがとまっており、婚姻色に衣替えしてじっと寄り添っている様に見える。
桜並木の中のヤマガラを見てトチノキ橋の木道へ入る。 林の上をたくさんのカラ類とみられる小鳥の群れが鳴きながら通過して行くが、ギーという鳴き声からコゲラが混じっているのは間違いないが暗い灰色の空の下で双眼鏡では種類の区別はつかず。
円形広場に入ってしばらく見回していると、木の杭の上にヒョイとルリビタキが上がってきた。 尾羽がわずかに青いが翼まわりには青みがなくメスと思われる。
ほぼ満開になっている梅林の紅梅にたくさんのメジロが群れて花の蜜を吸っている。 今日はあいにくの雨であるが天気が良くなればカメラを携えた多くの人たちで賑わうだろう。
南エリアへと進み、狐塚古墳を下ったところでシロハラ、オスのジョウビタキ、シジュウカラの姿を見つける。 ジョウビタキは雨に打たれてびしょ濡れの翼を一生懸命震わせて雨水を飛ばしているのが面白い。
ダダオシ池にはマガモ、ハシビロガモ、オオバンのほか、たくさんのコガモの姿が見られた。 古の丘に上がると木立の上に4羽のシメ、地面には2羽のツグミが降りている。 満開のロウバイを見ながら歩いて行くとシロハラが目の前から飛び上がって木の枝にとまる。 早咲きの河津桜の並木のつぼみが大きく膨らみ始めており1輪だけだが花を開いていた。 このままの暖かさが続けば来週には一斉に咲き始めてたくさんの人たちで賑わうだろう。
カリヨンの丘のベンチで小休止のあと、ツグミ、モズ、カワラヒワ、下池デッキでバンなどを見つけながら公園館へと戻る。 断続的に降り続く雨の中の探鳥であったが鳥合わせで34種を確認して本日の探鳥会を終える。 (参加者 25名)
【 観察種 】34種 ========== ヨシガモ ♂ ==========
ヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、バン、オオバン、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に過去1ヶ月間に観察された鳥
オカヨシガモ、ヒクイナ、トラツグミ、ビンズイ、アトリ、イカル、コイカル、カシラダカ、ソウシチョウ
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