2019年 09月 15日
第150回 馬見丘陵公園探鳥会記録 |
【 天気 】晴れ 【 気温 】27℃
【 観察記録 】 早朝より雲ひとつない真っ青な空が広がり、まだまだ真夏を思わせる厳しい暑さが続く。 それでも元気に集まった方々と秋の渡り期の鳥たちの姿を期待しつつ公園館を出発。
【 観察記録 】 早朝より雲ひとつない真っ青な空が広がり、まだまだ真夏を思わせる厳しい暑さが続く。 それでも元気に集まった方々と秋の渡り期の鳥たちの姿を期待しつつ公園館を出発。
強い日差しを避けて木立の影を辿りながら古墳の丘の林の道を進む。 菖蒲園の脇の木の葉を揺らすメジロやカワラヒワを見て下池へ。 池にはカモ類は見かけず、対岸にアオサギが1羽佇むのみ。 羽毛がボサボサの様に見えるが換羽中の若鳥なのだろうか? 池端のムクロジの大木の木陰で涼んでいると頭上でするどい鳴き声が聞こえ、眼を上にやるとハナモモの丘の上の木の梢近くにモズの姿があった。 山へ避暑に行っていたモズたちが少しづつ里へ下りて来て高鳴きで秋が近いことを教えてくれている。
下池堤から北の田畑を探すと、風に揺らぐ稲穂の波の中に真っ白なダイサギ、空を数羽のツバメが飛び交い、頭上をゆっくりとカワウが通過していく。 チチッとホオジロの鳴き声も聞こえるが姿が見つからない。 木陰で休み休み下池を周回し上池へと向かうが、柿の木広場にも上池にも鳥影は無くコナラの林で小休止。
木道入り口の松の木の上でチュリチュリという鳴き声が聞こえる。 見上げると太い枝の根元に水溜りができている様で、何羽ものメジロが次々と水を飲みに来ている姿が見られた。 トチノキ橋の林の中にはヒヨドリが1羽だまってとまっているのみで、木道を抜けた広場でようやくシジュウカラの姿を見る。
南エリアに入り「ダダオシ濠」にも水鳥の姿はなし。 公園の外から飛んできた鳥を目で追っていると「いにしえの丘」の枯れ木にとまった。 双眼鏡では枝被りで見づらくヒヨドリかなと思ったが、スコープで確認するとメスのイソヒヨドリである。 もともとが海岸沿いの岩礁に生息していた生態からか、木立よりはビルの外壁や家屋の屋根の上などを好むようで当公園内ではあまりイソヒヨドリは見かけないが、近年は内陸部へどんどん進出して来て街中でも普通に見かけるようになり、澄んだ朗らかな鳴き声を聞かせてくれている。 巣山古墳の濠でアオサギとバン、カイツブリを1羽づつ観察し、「墳見橋」を渡って中央エリアに戻る。 橋の上から東の畑と街並みを見ると、工場の屋根の上に十数羽のカワラバトと1羽のダイサギが休んでいた。
カリヨンの丘のベンチで小休止後に公園館へと戻る。 公園館へ続く「流れのある坂道」にはエゴノキの並木があり、例年この時期には実がたくさん実って多くのヤマガラが出入りして楽しませてくれるが、今年はほとんど実が付かず葉も散ってしまって寂しい風景となっている。 公園館前で鳥合わせを行い23種を確認。 まだ真夏モードが続いていて野鳥の種類、個体数とも少なめであるが、来月の秋の渡り鳥たちを期待しつつ探鳥会を終える。 (参加者 38名)
カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、(カワラバト)
【 参考記録 】当公園の留鳥以外で本日の観察種の他に、過去1ヶ月間に観察された鳥。(参加者提供)
ノスリ、オオヨシキリ、サンコウチョウ、コルリ、エゾビタキ、キビタキ、キセキレイ
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by umaminosizenn
| 2019-09-15 20:18
| 観察記録